たとえどんなに金銭的に余裕がないという人であっても、その生涯には何らかの財産というべきものが自然と築き上げられていくものです。このようなある人物が生涯をかけて築き上げた財産というものは、その人物が死亡した時点で無になってしまうのではなく、法的に認められた相続人によって受け継がれていくことになります。相続人によって財産が受け継がれることを相続といいますが、このときに受け継ぐ財産は決して預貯金や不動産などのプラスの財産だけではありません。もしも、死亡した人物が何らかの借金を持っていた場合、その返済義務というものもマイナスの財産として遺産相続をすることになります。

ただし、死亡した人物の財産のすべてが相続人のものにならないケースもあります。遺産相続によって受け継いだ財産の金額が基礎控除額を超えているような場合には相続税の対象となってしまい、所定の税額を納付する必要があるからです。遺産相続をするということは確定申告などのように日常的に行う手続きではないため、実際に遺産相続をすることが決まった場合、一体どのように手続きを進めていけばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。もちろん、遺産相続の手続き自体は個人で行うことも十分に可能ですが、法定相続人の人数を明らかにするためには死亡した人物の過去から死亡時までの戸籍謄本を集めるなどの煩雑な作業が必要となります。

そのため、思った以上に手間と時間をとられてしまいます。このような手間や時間を省きたいのであれば、司法書士や弁護士などの法律のプロへ依頼するようにしましょう。